もしもキッザニアのお仕事に「メッセンジャー」があったら? 特集「メッセンジャーのオシゴト」 メッセンジャーの仕事 3ステップで解説
メッセンジャーのオシゴト

楽しみながら社会のしくみを学ぶ「キッザニア」は子どもが大人のように仕事を体験できる人気施設だけどもしも、メッセンジャーのお仕事体験があったら?そんな“妄想”からスタートした今回の特集は、お勉強記事。メッセンジャー版キッザニア「MessZania」を体験して自転車で荷物を届ける仕事のおもしろさを学んでみよう!

楽しみながら社会のしくみを学ぶ「キッザニア」は子どもが大人のように仕事を体験できる人気施設だけどもしも、メッセンジャーのお仕事体験があったら?
そんな“妄想”からスタートした今回の特集は、お勉強記事。メッセンジャー版キッザニア「MessZania」を体験して自転車で荷物を届ける仕事のおもしろさを学んでみよう!

頭脳派! 配送オーダーを最速・安全にこなすには

メッセンジャーの仕事は、自転車で荷物を届けることだけど、実際にはどのように「届ける仕事」をしているの? ここでは、メッセンジャーの仕事を3つのステップにザックリわけて、荷物が届くまでを解説するよ。基本の流れは同じでも、ライダーとスタッフで作業分担してチームで動く会社や、少数精鋭ですべてをこなす会社など、メッセンジャー会社ごとに、さまざまな個性があるんだ。
仕事が早いライダーになるには? 基本の流れを完璧にこなしつつ、すべてのステップを最速で、ミスなく、安全にこなすのが大切。

STEP 1 オーダーを受け付ける

これがなくちゃ仕事は始まらない! オーダーは「伝票」に書き込んでいくよ。依頼主・集荷先・お届け先それぞれの名前、住所、電話番号などを聞き取り、伝票に記入。頻繁にオーダーがあるお客さまの場合は、アドレス帳に必要な情報をメモしたり、記入済の伝票をあらかじめ作成したりと、記入時間をできるだけ短縮する工夫も◎。
そして大事なのは、「配送料金」の確認! 最速で駆けつけ、最速で届ける「ラッシュ便」や、1〜2時間以内に集荷&配送する「レギュラー便」など、便種で料金が異なる。

STEP 2 オーダーを整理する

いくつものオーダーを同時進行で抱えて、効率良く運ぶことを求められるのがメッセンジャー業務のリアル。走る前にはオーダーを整理する時間が必要! まずは荷物の便種をチェックしよう。急ぎのオーダーを念頭に置きつつ、次に、集荷先&配送先の場所を把握したら、最後に「伝票の整理」。お届け順に伝票を並べ替えたら、準備OK!
会社によっては、「ディスパッチャー」という業務がある。配送内容とライダーの位置、道路状況や天候を把握して、誰に荷物を託すのが最適か判断する“司令塔”なんだ。

STEP 3 配達ルートを決める

最短=最速だけど、正解は「走る距離が短い」ことじゃない。混み合うエリアを避けたり、信号が少ない道を選んだり、時間を「最短」にするためには遠回りすることも。ベテランライダーは、「一瞬の迷いも、最速の走りに影響する」と、ルートをすべて決めてから“無心”で走るそう。
また、入口に受付係がいるビルや、駐輪場が入口から遠い、といった「ピンチになりやすい場所」を把握しておくのも大切。さらに、荷物の重さや大きさも走りに影響する。早く手放したい荷物も優先…って、本当に「頭」を使う仕事!
紙面掲載日:2023年7月28日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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